むすこの同級生を増やしたい!天龍村・田舎で子育て

東京から長野県最南端・天龍村に移住し7年。「ずくなし」(方言で面倒くさがりのようなニュアンスの意味)とあきれられた私も2児の母になりました。田舎での子育ての日々をありのままに綴ります。

村にパンの日がやってきた!^_^

パン屋さんがない天龍村。美味しいパンを食べるには車で1時間の飯田市に買い出しに行くか、手作りするくらいしかないのですが、月に1日か2日、天龍農林業公社で元パン屋さんだった社員さんが美味しいパンを売ってくれます。自分が本当に美味しいと思うパンを出してくれるので儲け度外視でめちゃめちゃ凝っていて、惣菜パンも惣菜から1つ1つ手作り。季節によって具も違うしどれを食べてもハズレがないのでいつも沢山買ってしまいます。。今回も!言葉を覚えてきたムスコも「めっちゃ美味しい」を連発でした。そんなムスコもいつの間にか2歳になりました。

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はじめてのふたり旅

 

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はじめてのむすこと二人旅。新幹線で私の友達を訪ねて東京へ。だんなの実家が東京なので東京自体はGWぶりだがだんななしでの泊まりとなると・・・3年ぶりくらい!!

わーい!私の夏休み!!

家事をいつも真面目にやってるとはとても言えないけど、結婚するまで寝る前に歯も磨かず、お風呂も入らず、布団で寝ないという「社会人としてのルール(シェアハウスの友人に言われた)」が守れなかった私。結婚し、母にならせてもらったけどそんなすぐにしっかり母ちゃん・きちんと奥さんになれるわけないよね。毎日慣れないことを一生懸命やっているのです涙

こどもがいながらもフットワーク軽くどこでもいく女性に憧れ、やっと叶ったちょい旅。いろいろあったけど面白かった!!

知らない人はあまりいない村で生活しているむすこは、誰でも自分の相手をしてくれると思っている。電車の中で近場にいる全員にタッチを求めたり、こどもがいると必ず寄って行って交流を求める。展望台でお姉さんたちの輪に入って景色を見たり、アイスを食べているご婦人の前に行って物欲しそうにしてる。よそのお母さんが動かしている空いたベビーカーに平気で乗る。まわりとの壁がまったくない。

今回出会った方は戸惑っている方はいたけど総じてあたたかく接してくれた。むすこに自分のお菓子を分けてくれた男の子もいた。

今は全然わかっていないむすこだけど、いつかひどいことを言われてショックを受けてしまうことがあるかもしれない。でも村のくらしと町のくらし両方知っているのはいいことだと私は思う。

そして印象的だったできごとは、デパートのキッズスペースにて友人を待っているときのこと。

自由に電車のおもちゃを遊べる台があって、その周りを2歳くらいの男の子たちが数人、そして周りには母親たちが見守っていた。どの子も知り合いではないようだ。むすこ含めまだ譲るとか我慢とかできない年齢。自分の列車を周りを見ず好きなように動かしたがる。と、なるとやはりごっちんと列車どおしがぶつかってしまう。そこでの母親たちの動きが素早い。こども同士が「うー」といがみ合いになるよりも前にすっと子どもを抱っこして少し離れた場所へ移動させる。そしてなぜか母親同士が「ごめんなさいね」「いえいえ、うちがごめんなさい」などと謝る。子どもは感情が起きる前にテレポーテーションしたので何もなかったかのようにまた遊び始める。

え、なんか変じゃない?

少し離れたところに座って見ていた私はなんだか気持ちがもやもやした、

もちろん喧嘩をして相手を傷つけたらおおごとだし、世の中には大した怪我でもないのに裁判とか言い出す人もいるかもしれないけど、感情を起こさせることも事前にストップするのって少し過剰じゃないかな?もちろん都会のお母さんたちだからこの後の予定がびっちり詰まっていて、今子どもがぐずったら全ての計画がおじゃんになってしまうとか、育児に疲れていて、ちょっとでも機嫌良い時間が長く続いて欲しくてたまらなかったのかもしれない。

でもわたしの場合は普段日中はむすこと二人きりで過ごしていて家族以外のこども同士でしか学べない感情も学んでほしいな思うのでわたしなら喧嘩が始まって手が出たらそこで止めに入る。みんな保育園に行っていたり兄弟がいてそんなふれ合いはもうお腹いっぱいなんだろうか。それともわたしが旅に出ていて気持ちの余裕があるからそんな風に思うのかな。

 

今思い返すと、以前にむすこが机の上に乗った時に叱ってくれたおばあちゃんがいた。「まだ小さいからわからないよ」と周りのおばあちゃんたちが言ったけど「わたしゃ1歳の子だって悪いことは悪いって言うよ」こんな風に自分の子ではない子にもちゃんと叱ってくれる人がいる地域っていいな、安心できるなと思う。

同級生が増えたー!!

久しぶりの記事になります。

秘境駅号の露店でスタンバイ中におきよめっちと戯れるムスコ。最近ぬいぐるみが好きで、ご飯をあげたりねんねをさせてあげたりするようになりました。

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実は年始、ショッキングなことにムスコの同級生家族が引っ越してしまいました。ずっと一緒だと思っていたから悲しいー!!でも家族のことが理由だからしょうがないのよね。。

そして29年度が始まり、、、

同級生が増えたっ!!!!

今年異動で来た家族の坊ちゃんがムスコと同じ年、同じ月産まれ!!

わぁうれしーなー(o^^o)

やっぱり月齢近くて同性だとなんか動きが似てる笑 

いつかはどこかへまた行ってしまうけど、いてくれる間たくさん遊べるといいなー♫

現在、ムスコの同級生は本人入れて4人です。同級生が10人になるといいなぁ!!募集中でーす^_^



雑穀の脱穀体験をしてきたよ

先週と先々週、天龍村あっぱれありが隊・河本雅美さん(通称まさみん)が企画した雑穀作り体験に行ってきました!今回は雑穀の脱穀。3年前に自称・健康オタクのまさみんに出会って、びわエキスの化粧水の作り方とか雑穀の良さとかいろいろ教わって少なからず自分の生活に影響が出てる気がするー!

 

今回も村外のお客さんに息子と年の近い子が来るよー、と誘ってもらって行ってきたよ。

 

収穫してビニールハウスに干したたかきび、もちあわ、もちきび、えごまを手ですりすりしたり、木づちで叩いたりして実を外し、ふるいにかけて唐箕(社会科の資料集とか博物館で見たやつ!)で殻を飛ばす作業。

トントン木づちで叩いて脱穀しているとなんだか縄文時代の人になったみたい。

昔の人は手間暇かけて食べ物を作ってたんだなあ。この作業を一人でやると考えたら絶対に無理・・・笑 昔の人すごい。

でも地元のお母さんたちや外からのお客さん、みんなで話しながらの作業は楽しかった。息子はというと、大人の動きを真似してふるいを一緒にかけようとしたり一丁前!みんなに可愛がってもらって、あー、母ちゃんは楽チン。

ランチはみんなで持ち寄った美味しい季節の野菜や漬物、そしてまさみんの身体に優しそうな雑穀スープをいただき、おやつの時間は雑穀ケーキ(めっちゃおいしい)。これが嬉しいのー。

そして!来ていた息子より半年お姉ちゃんの子がすたすた歩きまわっているのを見て影響されたのか、この日から息子はハイハイをやめてほぼ立っちになった!!

息子の成長は嬉しいけどハイハイをやめちゃったのは少し寂しい。

早く靴を買わないと!今は裸足でそこらじゅうを歩くワイルドベイビーです。

 

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縁側、リニューアル!!

昨日、うちの築40年の部分の縁側をリニューアルしました!といっても前の板の上にもう一枚板をのせただけ。お世話になっている元大工さん(71)にお願いして、丈夫な檜の板を発注して付けてもらいました。旦那さんはおてこ(お手伝いの方言)として板を切ったり留めたりする作業のサポートをしてくれました。インパクトでネジを留めたり、最後に丸ノコで長さを揃えたりする作業に坊(11ヶ月)も興味津々!

縁側の板が新しくなっただけでなんだか庭がぱあっと明るくなりました!今まで板の長さが少し短かく、今回15センチほど外に出してもらったのも大満足♫これで縁側で昼寝できる〜!f:id:namaharumaki003:20160904200437j:plain

写真は、夕方草むしりをして一輪車で遊んだところ。坊は初めはおっかなびっくり乗ってたけど気に入った様子で自分から乗り込もうとしてたよ。

坊ちゃん、看板赤ちゃんになる。

6月の一ヶ月、週末は村内の中井侍地区の江崎さんの離れに通った。江崎さんのお家は秘境駅中井侍駅のすぐ上にある。カンカンカンと鳴り始めてから靴を履いて向かっても間に合うのだ。中井侍は長野県屈指のお茶どころで毎年のようにこの地区の方のお茶が県知事賞という県内ナンバーワンのお茶に輝く。

そんなお茶どころであるのにも関わらず、店が一軒もなく、「ここに茶屋を作って新茶を味わえたらいいのにな」という妄想が形となったのが「緑茶カフェ・茶(ちゃ)むらい」だ。茶むらいでは中井侍の代表的な10軒の農家さんの茶葉を購入できる上、その場で新茶を味わえる。また、縁側からの眺めが最高だ。電車も見られるし眼下にはすぐ天竜川が流れ、その両側には緑に茂った谷が聳える。

同時期に開催する「ななめに摘むお茶摘みツアー」のオリエンテーションの試飲の場にもなっている。

ありが隊(地域おこし協力隊)だった去年、妊娠6ヶ月でなかなか思うように動けなくなっていたので気を遣っていただき、よくこの店番を任せられた。今年も坊ちゃん連れなのでそのままカフェを担当することに。

「乳をやっているときにお客さんが来たらどうしよう」

「お客さんがいるときにギャン泣きしたり熱湯をこぼしたりしたらどうしよう」

「子どもが苦手な人が来て気分を害したらどうしよう」

などと少し心配な面はあったが、まあお客さんもそんなに来ないだろうし、と開き直る。

始まってしまえばなんのその。

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お茶碗や急須を割られたり、縁側から落ちて出血してしまうアクシデントはあったものの、子どもがいるから怒るお客さんは一人もいなかったし、オーナーの江崎さんの奥さんが坊ちゃんをすごく可愛がってくれ、毎回お散歩に連れて行ってくださったり、お客さんがいるときはお家で見てくれたりした。感謝。

 

それよりも問題が・・・

「車いやいや」

である。

 

6ヶ月を過ぎたくらいから車に乗ると泣くことが多くなった。最近は本当に激しく、車に乗ったら最後、車が停まるまで泣き叫ぶ。

そりゃもうこれ以上ないくらい悲惨な感じで。

人見知りが少ない子で大変助かっているがこれだけは困った。

中井侍までは自宅から車で約20分なのだがその間全力で泣き続ける。

なんだかかわいそうになってきて、途中から電車通勤にした。何しろ、茶屋は超がつく駅近物件。荷物が重いときも助かる。自宅最寄りの平岡駅からは3駅11分の乗車。

2時間に1本なので乗り逃すまいと片付けを慌てるが、運転士さんとの会話や窓からの景色などこの通勤が何気に楽しかった。

このプロジェクトは来年も続く。

来年は息子がどう成長してそこにいるのか、絶景を前に江崎さんやお客さんと過ごす穏やかな時間が今から楽しみである。