むすこの同級生を増やしたい!天龍村・田舎で子育て

東京から長野県最南端・天龍村に移住し2年半。「ずくなし」(方言で面倒くさがりのようなニュアンスの意味)とあきれられた私も一児の母になりました。田舎での子育ての日々をありのままに綴ります。

坊ちゃん、看板赤ちゃんになる。

6月の一ヶ月、週末は村内の中井侍地区の江崎さんの離れに通った。江崎さんのお家は秘境駅中井侍駅のすぐ上にある。カンカンカンと鳴り始めてから靴を履いて向かっても間に合うのだ。中井侍は長野県屈指のお茶どころで毎年のようにこの地区の方のお茶が県知事賞という県内ナンバーワンのお茶に輝く。

そんなお茶どころであるのにも関わらず、店が一軒もなく、「ここに茶屋を作って新茶を味わえたらいいのにな」という妄想が形となったのが「緑茶カフェ・茶(ちゃ)むらい」だ。茶むらいでは中井侍の代表的な10軒の農家さんの茶葉を購入できる上、その場で新茶を味わえる。また、縁側からの眺めが最高だ。電車も見られるし眼下にはすぐ天竜川が流れ、その両側には緑に茂った谷が聳える。

同時期に開催する「ななめに摘むお茶摘みツアー」のオリエンテーションの試飲の場にもなっている。

ありが隊(地域おこし協力隊)だった去年、妊娠6ヶ月でなかなか思うように動けなくなっていたので気を遣っていただき、よくこの店番を任せられた。今年も坊ちゃん連れなのでそのままカフェを担当することに。

「乳をやっているときにお客さんが来たらどうしよう」

「お客さんがいるときにギャン泣きしたり熱湯をこぼしたりしたらどうしよう」

「子どもが苦手な人が来て気分を害したらどうしよう」

などと少し心配な面はあったが、まあお客さんもそんなに来ないだろうし、と開き直る。

始まってしまえばなんのその。

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お茶碗や急須を割られたり、縁側から落ちて出血してしまうアクシデントはあったものの、子どもがいるから怒るお客さんは一人もいなかったし、オーナーの江崎さんの奥さんが坊ちゃんをすごく可愛がってくれ、毎回お散歩に連れて行ってくださったり、お客さんがいるときはお家で見てくれたりした。感謝。

 

それよりも問題が・・・

「車いやいや」

である。

 

6ヶ月を過ぎたくらいから車に乗ると泣くことが多くなった。最近は本当に激しく、車に乗ったら最後、車が停まるまで泣き叫ぶ。

そりゃもうこれ以上ないくらい悲惨な感じで。

人見知りが少ない子で大変助かっているがこれだけは困った。

中井侍までは自宅から車で約20分なのだがその間全力で泣き続ける。

なんだかかわいそうになってきて、途中から電車通勤にした。何しろ、茶屋は超がつく駅近物件。荷物が重いときも助かる。自宅最寄りの平岡駅からは3駅11分の乗車。

2時間に1本なので乗り逃すまいと片付けを慌てるが、運転士さんとの会話や窓からの景色などこの通勤が何気に楽しかった。

このプロジェクトは来年も続く。

来年は息子がどう成長してそこにいるのか、絶景を前に江崎さんやお客さんと過ごす穏やかな時間が今から楽しみである。