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むすこの同級生を増やしたい!天龍村・田舎で子育て

東京から長野県最南端・天龍村に移住し2年半。「ずくなし」(方言で面倒くさがりのようなニュアンスの意味)とあきれられた私も一児の母になりました。田舎での子育ての日々をありのままに綴ります。

赤ちゃんと歯医者に行く

先日、豆を食べたら歯が欠けてしまい歯医者にかかった。(出産の時に歯を食いしばりすぎたのか!?)

5ヶ月の赤ちゃんと二人で歯医者に行くのはすごく困難だ。

もし村の歯医者さんなら、知ってる人が何人かはいるだろうから待合室のソファに寝かせておき、待っている患者さんに「ちょっと見ててください、お願いしますぅ」とあつかましく言えるだろうが、うちの村には歯医者がなく、ここは家から車で30分の隣村の歯科医院。スタッフも誰も私のことを知らないアウェイだ。

初めの治療は旦那が休みの土曜日に三人で車に乗って行ったんだけどすごーく混んでいて待つこと50分経過。「坊やがおっぱいを飲みたくて泣いてないかしら、旦那が手を焼いてないかな」と診察台の上で心配になり(昼間は授乳間隔1時間しか空かないこともあるので)、歯科助手さんに赤ちゃんが待っているから早くしてくれないかということを伝える。(予約の時点で赤ちゃんがいることを相談していればよかったのだが田舎の歯医者だから大して混まないだろうと甘く見ていた…)するとすぐに先生が来てくれ、欠けた歯の仮詰めすること数分、すぐに終了。。。

え?

めっちゃ早いじゃん?

50分待って治療1分ですか???(多分1分よりもかかっているだろうけど体感1分)それなら本当に治療始められる時間に予約入れさせてよ〜!!

歯医者にも言い分があるのだろうが、その勝手が分からない素人の私はうんざりした。

車に戻ると坊やはスースー寝ていて、私の心配は杞憂に終わったのだが。。。

 

そこで次回の診察の予約は

「赤ちゃんがいるので空いていてあまり待たない時間でお願いします!!!」

「うーん、そしたら平日の朝イチか午後イチね〜」

 

ということで助っ人・近所のおばあちゃんのきよこさん(81)に一緒についてきてもらい子守をお願いすることになった。きよこさんは先日遊びに行った時に歯医者に行く話をしたら「次回は私が坊を見ててやるよ」と申し出てくれたのでちゃっかり甘えることにしたのだ。

 

きよこさんとの出会いは2年前の年末。一人暮らしのお年寄り約200人に手打ち蕎麦を配りに行くイベントでちょうど私がきよこさんの住んでいる地区の担当になり、配りに行った時にあつあつのフライドチキンをもらったこと(これは都会に住んでいる人にはこのテンションが伝わりにくいと思うが、この村では手作りのものが多くてチェーン店の食べ物をお目にかかることが少ない)と、「ありがとう」と蕎麦を受け取ってくれたきよこさんの素敵なにこにこ笑顔に惹かれたことから始まる。

道端でときどき顔を合わせることがあり「今度みんなで遊びにいらっしゃいよ」といってもらい、仲間とごはんをご馳走になった。働いている時はなかなか忙しくて行けなかったが出産して戻ってきてからは、編み物を教わりによくお邪魔するようになった。赤ちゃんを本当の孫のようにかわいがってくれし、とっても気さくな人柄で大好きなおばあちゃんだ。

 

さて歯医者の診察当日。今日はすぐに診察室に呼ばれ、30分ですべて終わった。前回から比べるととてもスムーズである。よしよしと車に戻ると坊やはしっかりきよこさんの腕の中でスヤスヤ気持ちよさそうに寝ていた。帰り道にはスーパー『酒と本屋』に寄り(初めて見た時は衝撃の名前だった。でも酒も本も大して置いてない)、きよこさんはお買い物をして帰った。

実家なら親が見ていてくれるだろうし、都会なら探せば託児サービス付きの歯医者もあるだろう。だけど私の住んでいるところには親でも親戚でもないおばあちゃんが付き添ってきてくれる。これってすごいことじゃないかなあ。あったかくて本当にありがたい。